SSCGの和訳が公開!

Surviving Sepsis Campaign:重症敗血症および敗血症性ショックの管理に関する国際ガイドライン(2012年版)の和訳について


突然ですが、敗血症のガイドラインって知っていますか?

2002年に米国集中治療医学会(SCCM)と欧州集中治療医学会(ESICM)、国際敗血症フォーラム(ISF)の合同カンファレンスがスペインで開催され、「5年間で重症敗血症患者の死亡率を25%減らす!」という目標を掲げたキャンペーンが開始されました。
これがよく聞くSSC(Surviving Sepsis Campaign)です。

そして、2004年にSSCGと言われる国際敗血症ガイドラインが発表されたのです。

以前、看護師版の敗血症ガイドラインをブログで書き込みましたが、これもSSCGがよく引用されており、基となっているでしょう。
このガイドラインは4年毎に改訂されており、2008年、2012年にそれぞれ発表されています。
しかし、どこを探しても2012年のガイドラインは英語ばかり、、。
「う〜、、読みたいけど読めない。。」と嘆いていましたが、たくさんの先生方の協力によりついに和訳されました!
しかも、SSCGの最新版がSCCMのホームページに載ったのです。
http://www.learnicu.org/Pages/Guidelines.aspx


和訳を直接読みたいという方はこちらを。
http://www.survivingsepsis.org/SiteCollectionDocuments/Guidelines-Japanese.pdf
誰でも気軽に読むことができます。


これを読んで、「治療に口出しをしろ!」と言っているのではありません。
看護師として、チーム員の一人として、共通言語、共通理解をすることが大切なのです。

このガイドラインを読んで、もう一度看護師版の敗血症ガイドラインを読むと視野がさらに広がるかもしれません。
皆さんの参考になれば幸いです。

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