Handoff?

1日にたくさん行われる申し送り、英語ではHandoffとして知られています。

みなさんの申し送りの内容って標準化されていますか。
国際医療安全目標、International Patient Safety Goals (IPSG)では、情報と責任の移譲時に行われる申し送り(Handoff)に、標準的な手法を設定することが求められています。
コミュニケーションエラーを防ぐという目的です。

これは送る内容をあらかじめ決めて(例えば疼痛、せん妄、注射薬、安全上の心配事など)、これとこれはあったらあることを伝える、ないならないと伝えるということです。これは看護師の勤務交代だけでなく、休憩交代などにも求められています。確かにコミュニケーションエラーによるインシデントって意外と多く、有用かもしれません。

なんてことを考えていたら、たぶん、米国では標準的になっている(かもしれない)、面白いものを見つけました。

Bedside Handoffです。

ベッドサイドで、申し送りを、患者も交えて行う方法です。どこかの雑誌で、海外では回診に患者や家族が参加するというのをみましたが。。

よくよく考えれば、医療安全に患者にも参加してもらう手法としては優れています。
これからどんな薬を飲むのか、点滴が交換されるのか、どんな点に注意が必要なのかが申し送りとともに患者とも共有できるのですから。
雰囲気を知りたければココ。英語なのですが、なんとなく雰囲気がわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=Leq_FV-gY7w

こちらはICU version
https://www.youtube.com/watch?v=BuxgqvPwbqw

いかがでしょうか。できる、できないは別にして面白いと思って紹介しました。

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